こんにちは、モンです。
僕は、12年務めた会社を40歳で脱サラして、令和2年度の行政書士試験を受験し合格。令和3年5月に行政書士事務所を開業しました。
いわゆる「未経験コネなし即独立」の行政書士です。
この記事を執筆しているタイミングで、開業から3年が経ち、4年目に入りました。
正直に言うと、タイトルの「軌道に乗った」とは、まだ自信を持っては言えない感じです。でも、お仕事は途切れずにできていますし、定期的にお問い合わせをいただける状況になっています。
少なくとも、ある程度は世の中に知ってもらえる行政書士にはなれたのではないでしょうか。
本記事では、僕の経験をもとに、これから行政書士を目指す方々に向けて、役立つ情報を提供したいと思います。
脱サラを決意するまでの経緯、行政書士試験の合格までの勉強法、独立後の営業戦略、そしてストレスフリーな働き方をを実現するための考え方など、実際の体験談を通じて、これから行政書士を目指す皆さんが自信を持って新しい一歩を踏み出せる後押しになれたら幸いです。
会社員時代について
小売業界に勤める普通の会社員時代
僕は脱サラを決意する前は、ごく普通の会社員でした。
大学を卒業して、メディアソフト等を取り扱う小売業界で16年間働き、店長やエリアマネージャーとして店舗運営に関わる仕事をしてきました。
日々の業務は忙しくもやりがいがあり、顧客対応やスタッフのマネジメントを通じて多くの経験を積むことができました。
幸いなことに、いわゆるブラック企業のような長時間労働や過剰なノルマに追われることはなく、職場の人間関係にも大きな悩みはありませんでした。
脱サラを考えるようになった理由
僕が脱サラを考えるようになった理由は、「働く業界に将来性を感じられなくなったこと」と「仕事にやりがいや達成感を感じなくなってきたこと」にありました。
僕が働いていた業界では主に物理的なメディアソフトを扱っていました。しかし、デジタル配信が主流になっていく中で、業界全体の将来性に不安を感じるようになりました。
急激に変化する時代の流れに「このままだとこの業界10年は持たないな」と感じるようになり、なにか次の道を考えないといけないと思うようになりました。
さらに、会社を辞める2年程前に、勤める会社の経営体制が大幅に変更されました。新しい経営方針や評価基準に対して、次第についていけなくなり、仕事に対するモチベーションが低下していきました。
それからは「早く次の道を考えないと」と焦りを感じるようになりました。これが僕が脱サラを考えるようになった理由です。
僕が脱サラをする理由を「転職のきっかけ」実態調査と比較してみた記事はこちらです。
行政書士を目指した理由
脱サラを決意した後、次のステップとして一般的には「転職」か「起業」を考えるかと思います。
でも最初から転職は選択肢にありませんでした。30代、40代での転職では即戦力が求められますが、僕には明確にアピールできる実績や資格がなかったからです。
また、脱サラの目的のひとつは、組織に所属するうえでの不条理やストレスからの解放でした。それもあり転職は考えられませんでした。
妻は看護師資格を持っており、就職先には困らない様子を近くで見てきました。そこで、自分も起業する上で、国家資格という目に見える強みが欲しいと考えました。
ネットで調べたところ、僕にとって行政書士と社労士は最短1年程度の学習で目指せる最難関資格なのではないかと感じました。
正直なところ、行政書士と社労士が具体的にどのような資格で、どのような仕事をするのかはほとんど知らなかったのですが、まずは働きながら行政書士を目指してみることにしました。
当初、2年から3年以内に会社を辞めるつもりで、行政書士、社労士の資格を取得し、満を持して退職する計画を立てました。
そんな計画を立てることも、会社を辞めることに向けて「前向きに取り組んでいる」という実感となり、日々のモチベーションになっていました。
行政書士で独立開業を目指す理由の詳細についてはこちらの記事をどうぞ。
行政書士への挑戦
まずはやってみようと始めた勉強
これまで法律に係る学習はしたことがなく、大学も経済学部だったため、行政書士試験の勉強を始めるにあたっては、全くの初心者からのスタートでした。行政書士試験の勉強を始めたのは、試験前年の9月です。
まず、通信講座を使って学習を開始しました。最初は動画講座を観ながら全体の把握を行い、その後問題集に取り組んでいくという流れでした。
法律の学習が未知の分野だったこともあり、スタート時点では絶対に1年で合格するぞという気合はなく、まずはやってみようという感じでした。
試験勉強を開始して最初の半年くらいは、勤務日は朝夜1時間ずつの2時間、休日は3~4時間の学習を目標にしていました。
でも、目標通りにできない日も多く、特に休日はやったりやらなかったりでした。
法律初学者の僕が行政書士試験に一発で合格した教材と勉強方法については下記の記事でくわしく解説しています。
会社勤めが辛くなり、勉強に熱が入るように
そんな中、会社勤めがより辛い状況になっていきました。
新しい経営方針がどんどん進められていく中で、会社における自分の価値や存在意義を感じられなくなっていきました。毎日出社するのが辛い状態となり、体調を崩すことも多かったかと思います。
当初の2、3年以内に会社を辞めるつもりが「2年は無理。来年行政書士に絶対合格して会社を辞める!」と決意し、勉強にも熱が入るようになりました。
結局は2年どころか1年も持たず、行政書士試験の2か月前に会社を辞めて(有給期間に入って)、試験勉強に集中することにしました。
最終的には、試験までにおよそ1年2ヶ月で1,000時間程度の学習を行い試験を迎えることになります。
行政書士試験に必要な勉強時間と配分については下記の記事にくわしく解説しています。
行政書士試験の勉強を快適にしたい人におすすめの記事はこちら。
試験日前後の体験談
直前期は本当に辛い日々でした。会社を辞めていたので、勉強する時間は多くあるものの、いくら勉強しても不安ばかりが募り、焦燥感に駆られていました。
ただとにかく朝から晩まで勉強をし続けました。
試験の前日は全く寝ることができず、とにかく目をつぶって横になっておくことを意識しました。
試験当日は、逆に開き直ることができたのか、気持ちは落ち着いており、リラックスして試験開始を迎えることができました。3時間の試験を終えた時には、全ての力を使い果たし、しばらく立ち上がることができませんでした。
試験後に自己採点を行った結果、記述抜きで合格点を超えていることがわかりました。その瞬間は、これまでの努力が報われたと感じ、本当に嬉しかったです。
結果としては、試験前に会社を辞めて自分を追い込んだことが良かったのだと思います。でも人におすすめはできません💦
試験終了後~開業までの準備
試験直後からはじめたこと
自己採点の結果、記述抜きで合格点を超えることができましたが、実際の合否が分かる発表までの2ヶ月近く時間がありました。
会社を辞めている僕は、時間が有り余ることになります。そこで僕は、開業に向けてすぐにできることから始めることにしました。
独立に向けた生活固定費の削減
まず行ったことは生活固定費の削減です。毎月の安定した収入が無くなるどころか開業してもしばらくは収入が無いことは予想されます。
多少の貯えはありましたが、会社員時代と同様の生活をしていたらすぐに破産してしまうので生活をコンパクトにする必要がありました。
これらの取り組みで、1か月あたり4,5万円の固定費削減はできたかと思います。
がん保険や医療保険をすべて解約しても問題ないと考えた理由は下記の記事に詳しく解説しています。
個人年金を解約してiDeCoを始めた理由についての記事はこちら。
まずはやるべき!月額400円でお得な付加年金についての詳しい記事はこちら。
ブログの開設
自分のこれまでの経験をもとに、同じように脱サラをしようか悩んでいる30代や40代の人を応援したいと考え、本ブログの運営を始めました。
これは今後、自分の名刺代わりとなることを期待して、外に向けて自分を発信する練習も兼ねていました。
X(旧Twitter)の運用開始
ブログを宣伝するためにX(旧Twitter)の運用を開始しました。
僕は、40歳までSNSは全くといっていいほど活用してこなかったです。でもこれから事業を行っていくうえで、SNSの活用は必須だと考え、現在に至るまで毎日投稿を継続しています。
Xで直接集客は難しいです。でもご相談者様から「X見ましたよ」と言ってもらえることは結構あります。
行政書士の実務について学ぶ
未経験コネなしで行政書士を開業するにあたり、「ちゃんと行政書士としての仕事をこなせるのだろうか」という実務に対する不安は大きいものでした。
現在では、「実務の勉強は不要。実務は実際に依頼されてから学べば良い」という意見も十分理解できます。
でも当時は、付け焼刃でも良いから、実務について学んで、不安を解消したいという気持ちになっていたたんだと思います。
そこで、建設業関連や相続関連の実務関連本を読んだり、伊藤塾の行政書士実務講座を受講し、主要な業務の流れを学びました。
結論としては、開業前の実務の学習は、「どんな業務があるのか」や「大まかな業務の流れ」など、最低限の学習をしておけば十分だと思います。
僕が調べた行政書士の実務を学ぶ方法は以下の記事にまとめています。
行政書士の「ひよこ食い」についての僕の考え方は、以下の記事で紹介しています。
プログラミングのオンライン講座を受講
会社を辞めて行政書士1本で生計を立てられるかは、ずっと不安を持っていました。「行政書士は稼げない」というネットの情報や、そもそも士業に仕事の依頼が多く来るというイメージが持てなかったからです。
そのため、行政書士以外での収入の可能性も模索はしていました。
会社員時代に、ネットショップの責任者やWordpressで自社ホームページの作成などを行った経験があり、少しパソコンを扱えるという自負がありました。
そこで、副収入のきっかけになればと、プログラミングのオンライン講座を受講することにしました。そこではHTML、JavaScript、PHPなどホームページを作成する上での、基本的なプログラム言語を習得しました。
この時期にプログラミングを学習したことをきっかけに、行政書士業と並行してWEB制作事業を行うことにしました。
現在も細々ではありますが、WEB制作事業は継続して行っており、非常に役に立っています。
本を読む
この時期には、以前から気になっていた本を多く読みました。
本を読むといっても、主にオーディオブックで散歩や運動、家事の合間に聞いていました。
基本的にはビジネス関係の自己啓発本を中心に読んでいました。この時期にもう少し具体的なマーケティングに係る書籍を多く読んでおけばよかったと少し後悔しています。
商売の成功において大事な事を教えてくれるおすすめの書籍「微差力」の感想記事はこちら。
行政書士試験合格発表後にはじめたこと
その後、翌年の1月に行政書士試験の合格発表があり無事合格を確認することができました。
それからはより具体的に、事務所の開業に向けた準備をはじめることにしました。
事務所物件探し
行政書士の登録を行うためには、事務所を準備する必要があります。
僕の場合は自宅が賃貸でスペースも足りず、さらに犬を飼っているため、事務所を別に探す必要がありました。
当初は主要駅のレンタルオフィスを借りることも検討していましたが、非常に狭いうえに家賃もそれなりに高いので断念することに。
最終的には主要駅から1駅のエリアで、SOHO向け物件を賃貸することにしました。
行政書士の事務所の選び方について知りたい方は、下記の記事がおすすめです。
事務所ホームページの制作
支部の事務所調査も終わり、開業日(行政書士登録日)に向けて事務所ホームページの制作を始めました。業者には依頼せず、Wordpressで自作です。
当初は、オンライン講座で学んだプログラミングの知識を活かして自作テーマで作成をしましたが、維持・更新に非常に手間がかかることが分かり、結局一般リリースされているテーマを利用して作成し直しました。
事務所ホームページを作成するうえで最も大事にしたのは、シンプルで分かりやすいことです。閲覧していて居心地の良いホームページになる事を目指しました。
未経験の新人でもできるブランディングの実施
未経験の新人でもできるブランディングを意識的に行いました。
未経験である以上、サービス内容や実績でアピールはできません。それ以外の部分で、「誠実さ」や「安心感」をお客様に与えるためにできることを行いました。
これは新人行政書士が、特にWEBで集客を行う上では非常に重要なことだと思います。
開業後の営業とその成果について
開業~半年
・ホームページからの集客はほとんどなし
・少ない紹介案件を中心に行う
・毎月大きな赤字で貯金残高は減るばかり
開業直後においては、以下の営業活動を行いました。
事務所ホームページは、まだまだアクセスも少なく、お問い合わせはほとんどない状況です。
ただこの時期は、新型コロナによる影響を受けた事業者を支援する「月次支援金」や「事業復活支援金」の登録確認機関として、事前確認手続きを多く請け負う事ができました。
その他は、前職で知り合った方からのご依頼や、交流会で知り合った他士業の先生からの紹介案件などを中心に業務を行っていました。
もちろん、売上は少なく、毎月大きな赤字が続き、広告宣伝費などもかさみ貯金残高は減っていく一方でした。
行政書士開業から半年を振り返る記事はこちらです。
開業半年~1年
・ホームページ経由でのお問い合わせが増える
・宣伝強化していた補助金のご依頼が増える
・単月での黒字を達成
開業から半年が経過したころから、ホームページのアクセスは顕著に増え始め、お問い合わせも定期的に入るようになりました。宣伝に注力していた補助金関連業務のご相談が多く寄せられ、受任もできるようになってきました。
単月で黒字となる月も出てくるようになりましたが、全体としては赤字の状態が続きました。ただ、この時期にWEBでも集客はできるという自信を持てるようになりました。
行政書士開業から1年を振り返る記事はこちらから。
開業1年~現在
・2年目で経常黒字を達成
・その後も売上は少しずつ増えている
その後、補助金専門の行政書士となるべく、認定経営革新等支援機関に登録し、補助金情報のWEB発信を継続的に行いました。
2年目以降は、ホームページ経由での新規顧客の獲得に加え、リピートでのご依頼や既存顧客のご紹介も少しずつ増えてきました。
2年目で経常黒字を達成し、貯金残高が減り続ける状況は解消されました。
その後も現在に至るまで、売上はほんの少しずつですが増え続けている状況です。
行政書士開業から3年を振り返る記事はこちら。
オンライン営業に力を入れた理由
営業戦略を決めるうえで、オンラインとリアル(対面)、どちらを中心に行うのかで悩む人も多いと思います。もちろんどちらの営業も大事ですよね。
でも、営業は長い期間継続的に行っていくものなので、自分に合った、もしくは自分にとって得意な戦略を選択した方が良いと思います。
僕は人付き合いが苦手で、いわゆる対面営業は難しいと考えていました。人の繋がりを基にした案件の獲得が効果的であることは分かっていましたが、そのために増えるストレスが気になります。
そこで、僕はオンラインでの営業をメインで行うことにしました。そう決めて開業前からオンラインに力を入れてきた結果、ホームページ経由での問い合わせを安定的に受けられるようになったのだと思います。
営業戦略は自分に合った方法を選ぶべきではないでしょうか。
時々は交流会への参加などのリアル営業もしています。あくまで無理をし過ぎない事を大事にしています。
人見知りは行政書士に向いているかもと思ってまとめた記事はこちらです。
専門業務はどのように決めたのか
僕は、現在補助金専門の行政書士として営業を行っています。
もちろんその他の許認可業務等も行いますがが、営業活動においては補助金をメインにしています。
補助金申請支援を専門業務に決めたのには、明確な理由はありません。先述の通り、開業当初は、新型コロナ関連の支援金や補助金のご相談が多かったため、必然的に知識が身につき、自然と専門となっていたように思います。
補助金を営業のメインにすることを決めてからは、認定経営支援機関の資格を取得し、専門性を高めました。また、ホームページも補助金のご相談にターゲットを絞って運用しました。
開業当初に明確に専門業務を決めていても、その業務の依頼が入るかどうかはわかりません。開業当初は幅広く相談に対応し、そのうえで自分に合っている、これまでの知識や経験が生かせる業務に絞っていくのが良いのかなと思います。
ストレスフリーな行政書士になるために
現在の仕事のペースについて
現在は、補助金申請支援をメインに業務を行っており、補助金申請における事業計画書の策定支援、採択後の申請書類の作成支援等を行っています。
補助金は申請から採択、そしてその後の報告に至るまで、非常に長い期間ご依頼者と付き合うことになるため、常に何かしらの作業があります。
補助金以外では、古物用許可申請や飲食店営業許可等の許認可業務など、ご依頼があれば対応しています。
また、WEB制作会社も細々ではありますが経営しており、ホームページの制作や販促物の制作などを行っています。
毎日9時頃に事務所に出社して、遅くても19時頃には退社、週末は土曜日は休み、日祝日は事務所に出社してまったりと仕事をしています。
自分の大事にする価値観とは何か
現在の仕事のペースは自分で選択した結果です。
開業当初は、「仕事が無い」「お金がない」など不安ばかりだったため、自分の能力を超えた紹介案件に飛びついたり、無理なスケジュールでの依頼を受けたりしていました。
でも、そこで感じたことは、「こんなことをしていても続かない」ということです。
そもそも40歳という年齢で会社を辞めて、苦労して行政書士資格を取得したのは、「自分に自信を持てるようになるため」そして「ストレスフリーに働くため」です。
そこをあらためて意識するようになってからは、この価値観の実現の為に努力するように方向転換しました。
ストレスフリーな行政書士になるために
自分のペースで働き、安定して生計を立てることができれば、それが僕にとって理想的な働き方です。
自分のペースで働くためには、専門性を高めて求められる行政書士になること、そして、自分自身で集客ができる能力を持つことが必要となります。
そのために、補助金専門の行政書士として、これまで以上に幅広い情報の収集、専門知識の習得に努め、その情報や知識をオンラインで積極的に発信していくことで、WEB集客を強化していきたいと考えています。
また、安定して生計を立てるということにおいては、現在のやり方にとらわれず、積極的に新たな取り組みも行っていきたいと思います。
時代に合わせてニーズのある業務へのチャレンジや、WEB制作事業の強化、その他ブログなどでのコンテンツ収入の可能性も探っていきたいと考えています。
何をするにも行政書士という資格は強い味方になってくれます。やはり行政書士は素晴らしい資格ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、僕が40歳で脱サラして、未経験コネなしで行政書士事務所を開業し、営業を軌道に乗せるまでの道のりについてまとめました。
あらためて思い返してみると、今行政書士として働いている自分の姿は、会社員時代には全く想像できないものでした。行政書士への挑戦は、本当に大きな人生の転換点でした。
そして開業前は「本当に未経験の僕に仕事を依頼してもらえるのか」と不安しかなかったですが、世間でよく言われる「3年の壁」を超え、何とか4年目に入ることができました。本当にありがたいことだと思います。
まだまだ悩みは尽きないし、不安も多いですが、僕は40歳で会社を辞めて、行政書士として独立して本当に良かったと感じています。
これから行政書士を目指す方々にとって、この記事が参考になり、自信を持って新しい一歩を踏み出す後押しになれば幸いです。
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