【固定費削減】がん保険・医療保険を全て解約した話

【固定費削減】がん保険・医療保険を全て解約した話。 節約すること
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モン

1980年生まれ。A型。福岡在住の行政書士。2級FP技能士。
40歳にして脱サラ。令和2年度行政書士試験に合格。2021年5月に「そよぎ行政書士事務所」を開設。
自身の経験をもとに脱サラに悩む30代〜40代を応援したい。
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こんにちは。モンと申します。1980年生まれの福岡在住です。
12年間勤めた会社をやめて、現在は行政書士として独立・開業しております。

脱サラして、独立・開業する上で生活費の見直し、特に固定費の削減は大事です。

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今回、固定費の見直しの一環でがん保険・医療保険を全て解約しました。
考えた結果『全部やめても大丈夫』と考えるに至りました。

今日は、ガン保険・医療保険が不要である理由についてお話しします。

ガン保険・医療保険の保険料負担はどのくらい

ぼくが今まで払っていた保険料は、

・がん保険 月額  3,979円
・医療保険 月額  3,772円
・合計 月額 7,751円 

一般的にはそんなに払っていない方だと思います。

それは、うちは子供がいないこともあり、高額な生命保険は不要であるということ、
以前保険の見直しをしていたこともあり、それまで月1万円以上だった保険料を
ある程度安く抑えていました。
月の支払額でみると、大きな負担には思えないですが、
保険料は毎月、毎年と払い続けるものです。月額8,000円として、
50年払い続けたと仮定すると、保険料の支払総額は、480万円にもなります。
では、ガン保険・医療保険に加入することで480万円以上のメリットがあるのでしょうか、
僕はないと判断しました。

高額療養費払戻制度の存在

公的健康保険に加入していれば、高額療養費払戻制度が利用できます。

これは同一月にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、
一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。

僕も存在自体は何となく知っていましたが、最近母親が高額な手術を伴う
医療を受けたときにこの制度を利用したこともあり、『こんなに便利なの?』と驚きました。

実際の自己負担限度額は、以下の通りです。

 所得区分  自己負担限度額 多数該当※2
①区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方)
 252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1%  140,100円
②区分イ
(標準報酬月額53万円~79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方)
 167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1%  93,000円
③区分ウ
(標準報酬月額28万円~50万円の方)
(報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方)
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1% 44,400円
④区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)
 57,600円  44,400円
⑤区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
 35,400円  24,600円

※1総医療費とは保険適用される診察費用の総額(10割)です。
※2診療を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上の高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)場合には、4ヵ月目から「多数該当」となり、自己負担限度額がさらに軽減されます。

引用:全国健康保険協会

一般的な会社員(標準報酬月額28~50万円)が月に100万円の自己負担医療を受けた場合

実際に支払う医療費は 80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円です。

100万円の医療を受けても実際に支払うのは、9万円弱で済むのです。

健康保険料は長い間、高い金額を給料から天引きで支払っていますよね。
この保険を利用しないのは勿体ないです。

ガンは日本人の2人に1人がなる病気?

『ガンは日本人の2人に1人がなる病気』といわれます。そういわれると
『僕もなるかもしれない…これはガン保険に入らないと!』となるのは当然です。

実際日本人の半数はガンに罹患するようですが、60歳までにガンになる確率は10%以下です。
実際高齢でほかの病気も併発している中で、ガンになる人が多いのだと思います。

恐怖をあおって、加入者を増やそうとしている保険会社の戦略が見え隠れします。

先進医療特約は必要なのか

ガン保険・医療保険には先進医療特約があります。

これは保険の適用がない、高額な先進医療費の保障特約です。
月額数百円程度の負担で、3000万円までの保障が受けられるというのがよくありますね。

では実際先進医療を受けた人はどのくらいいるのでしょうか。

2018年度に先進医療を受けた人は、28,000人程度です。
日本の人口の0.02%程度、約5,000人に1人です。

しかもそのうち24,000人ほどは、白内障手術の一つの
『多焦点レンズを用いた水晶体再建術』を受けた人が占めているようです。

この手術は、何千万もかかる手術ではなく、数十万の費用で受けられます。

しかもこの『多焦点レンズを用いた水晶体再建術』は2020年の4月から
保険適用手術に変更になったようです。

先進医療を受ける必要が発生する可能性は著しく低い
有益性が高く、利用する人が多い治療は保険適用になることも多い

このことから、先進医療特約を付けるためだけにがん保険や・医療保険に
入る必要性は低いのではないでしょうか。

入院給付金は必要なのか

入院給付金も日額で5,000円じゃ足りない、10,000円は必要など言われていますね。

入院してもそもそも治療費は、高額医療払戻制度があるので、
自己負担額はある程度の金額に収まることになります。

別途必要になるのが、保険適用の無い、食事代、病院着のレンタルやクリーニング代
などになるかと思います。

これらの費用は入院していなくても普通にお金がかかるものがほとんどです。
ある意味生活費のようなものですよね。

差額ベッド代も『相部屋が嫌だから個室がいい』という贅沢に支払う費用です。
いざ病気になった時の贅沢のために保険を払う必要あるでしょうか。

結論:ガン保険・医療保険は不要

僕の結論としては、がん保険・医療保険は全く不要という結論に至りました。

がん保険・医療保険に保険料を払うよりも、そのお金を
いざというときの貯金に回したり、運用に回した方が有意義です。

そして、『もし病気になったらやばいから…』と悲観的に考えるよりも、
まずは病気にかからないように健康に気を付ける方が前向きになれます。

いざというときは、公的制度を利用したり、自分の蓄えで対応すればいいのです。

それでもがん保険・医療保険に入った方がいい人もいる

それでもがん保険・医療保険に入った方がいい人もいます。
いざというときに医療費を支払う資力がない人です。

高額医療払戻制度があったとしても、一定の額の自己負担額は発生します。
この金額を支払う資金が無ければ、保険に頼らざるを得なくなります。

ただ、月々の保険料を支払うことで、資金も溜まりにくくなるという
悪循環に陥ることになります。

やはり人が人生を円滑に過ごすためには、いざというときの資金をある程度
準備しておく必要がありますね。

まとめ

今日は僕がガン保険・医療保険を解約した理由についてお話ししました。

そもそも保険って入ってはいるけど、補償内容や条件など複雑すぎて
ほとんど理解していませんでした。

『保険に入るのは当たり前。ちゃんとした社会人ならなおさら』みたいな
イメージはずっと持っていました。

そのイメージのために今までずっと保険料を支払っていたようなものです。

自分が支払っているサービスや物については、責任と理解を持つべきですね。
今後も不要なものがないかチェックしていこうと思います。

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