こんにちは。モンと申します。1980年生まれの福岡在住です。
先日12年間勤めた会社をやめて、現在は行政書士で開業を目指しています。
脱サラして独立・開業したいと考える人にとって、
実際の独立・開業の成功率って気になりますよね。
・条件のいい転職先を探すのか
・夢を追って独立・開業の道へ進むのか
家族全体の問題でもあり、できるだけ選択の失敗をしたくないと考えます。
僕も検索して調べたことがあります。
起業の成功率のデータとしてネットでいわれている数字があります。
1年後 40%
5年後 15%
10年後 6%
20年後 0.3%
起業後10年後に残っている会社はなんと6%だけだそうです。
残りの94%の会社は廃業していることになります。こんな数字を見せられると、独立・開業なんてやめとこうとなりますよね…
この数字が示す、脱サラ起業の成功率について考えてみます。
10年後生存率6%は本当なのか
そもそも、先のデータはネット上でよく見ますが、明確なソースが見当たりません。
2017年度に中小企業庁から発表された「中小企業のライフサイクル」という
資料に以下のデータがありました。
このデータは、起業後の生存率を1年から5年の間で、国際比較しているデータです。
このデータでは、5年後の企業生存率は82.7%となっており、
先程のデータの15%とは大きく乖離しています。
あまり、「10年後に会社が生存している6%」を気にし過ぎても意味はないのかと思います。
「廃業するかもしれないから独立・開業しない」はナンセンス
そもそも、『起業しても〇年後に廃業するかもしれないから、脱サラはしない』
という考え方はナンセンスだと思います。
今の時代、どの会社にいても廃業したり、仕事を失う可能性はありますよね。
企業も労働者を定年まで雇用することが、なかなか難しいということで、
副業の推進や、雇用契約から個人事業主としての業務委託契約に移行する動きも出てきています。
会社に努めていても、個人事業主であっても、保証された長期的な安定は無いという
考えを前提に持つ必要があると思います。
流行に乗ったタピオカ屋は失敗だったのか
独立して始めた会社や事業が廃業となると、失敗した、脱サラしなければよかった、
と考えてしまいそうですが、一概には言えない部分もあると思います。
2019年にタピオカが大流行しましたよね。タピオカ屋さんも一気に増えました。
僕も流行りに流され何度か飲みましたけど、1杯500円とか高いですよね、あれ。
2019年3月に32社だった、タピオカを取り扱う企業数は、2020年8月には125社と
4倍近く増えています。
タピオカブームは一気に過ぎ去りました。現在は閉店ラッシュが起きているようです。
言えるのでしょうか。僕は失敗した会社もあれば、成功した会社もあると思います。
・初期投資額を抑え、素早く参入する
・ブーム最盛期に、売上を多く獲得し投資回収
・利益を確保した後、ブームが終わる前に素早く撤退
続けることにこだわらず、時代の流れにあわせて、随時事業や企業も変化していくことが
今は求められているのだと思います。
結局は、自分が納得する生き方を選ぶしか無い
会社に勤めていても、将来の安定が約束されているわけではありません。
ただ脱サラして、独立・開業するには多くの責任とリスクが伴うのも事実です。
開業してしばらくは、休みなくブラック企業以上の労働が必要になるかもしれません。
収入が減り、家族に苦労を強いることになるかもしれません。
結局は、自分が本当に納得できる働き方、生き方を責任を持って選択するしか無いですね。
僕個人的には、しっかり悩んだ上で決めたことに、責任を持って取り組めば、
必ず成功はあると思っています。
まとめ
今日は、脱サラして独立・開業を考える上で気になる、起業の成功率についてお話しました。
10年後企業生存率6%はあまり信憑性はなさそうですね。
ただ、廃業=失敗という考え方も良くないと思います。
時代に合わせて、企業も変化していく必要があります。
脱サラや、独立・開業を検討する上では、あまりデータに左右されず、
あくまで自分の納得できる働き方を模索するべきかな、と思います。
コメント