【未経験コネなし】行政書士開業3年を振り返る【行政書士は食えない?】

【未経験コネなし】行政書士開業3年を振り返る【行政書士は食えない?】 行政書士
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この記事を書いた人
モン

1980年生まれ。A型。福岡在住の行政書士。2級FP技能士。
40歳にして脱サラ。令和2年度行政書士試験に合格。2021年5月に行政書士事務所を開設。自身の経験をもとに脱サラに悩む30代〜40代を応援したい。
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こんにちは、モンです。

令和6年5月1日に、行政書士事務所を開設して3周年を迎えることができました。

前回、開業1年後を振り返る記事を作成して約丸2年ぶりの投稿となります。

世の中では「開業3年の壁」「3年が分岐点」など、開業から3年は大きな節目として言われることが多いです。

また、行政書士は「開業3年での廃業率〇〇%」のように、非常に厳しい情報がネット上には溢れています。

実際、僕が行政書士として開業して3年が経過した今、どう感じているのかをまとめます。

今後行政書士として開業を検討している人に参考にして頂ければ幸いです。

開業から3年の振り返り

行政書士で生計が成り立っているのか

未経験・コネなしで行政書士として即独立して丸3年が経過しました。

実際に行政書士として生計が成り立っているかという問いには、「何とか食えている」と答えます。

開業半年の時点では、単月黒字達成すら未達成、貯金の残高が減少する一方でした。

しかし、開業1年を経て、ようやく単月での黒字を達成し、売上が徐々に上向き始めました。

その後2年目には受注が増え、黒字化を達成しました。貯金残高の減少はストップしました。

そして3年目では売上は大きく変わらないものの、受注は安定し、売上や利益も微増しています。

現在、生活は普通にできますし、年に1.2回の国内旅行程度は行けるかなといった感じです。

でも日々の節約は必須ですし、海外旅行なんてとんでもないといったところでしょうか。

モン
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そもそも我が家は共働きであること、開業前の貯えが多少あったことが非常に大きいですね。

開業から3年間の売上推移

開業から3年間の売上の推移は下記の通りです。

売上金額は少しずつ伸長している状況です。

受注件数が1年目がピークで減り続けています。

これは開業当初(2021年5月頃)は、コロナ対策として月次支援金や事業復活支援金などが実施されており、その申請の依頼や、申請前の事前確認の手続きの依頼が多くあったことが理由です。

振り返ってみると、コロナ禍の中での開業は厳しいものでしたが、多くの事業者から依頼を受けたことはありがたかったです。

業務の内容は、2年目以降補助金支援に特化して、認定支援機関の取得、マーケティングの強化を行ったことにより、ご依頼の70~80%は補助金関連の業務となり、単価が向上したことが売上の伸長に繋がりました。

モン
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一人事務所で使えるリソースは限られるため、客単価の向上は大事だと感じます。

行政書士は食えない、でも素晴らしい資格です。

行政書士資格を取っても仕事は入らない

「行政書士は食えるのか、食えないのか」という疑問には、行政書士資格を取得するとある程度自動的に、あるいは多少の努力で仕事が入ってきて収入はあるのではないかという考えが含まれているように感じます。

その意味では行政書士資格は食えません

資格を取得しても、簡単に入ってくる仕事は全くありません。

ホームページやSNSを活用したWEBマーケティングや、交流会やイベント参加などによる人脈の構築など、積極的な営業活動を行わなければ仕事は入ってきません

私は人づきあいが苦手で、人脈の構築に不安を持っていたため、開業当初からWEBマーケティングに注力していました。

その結果、地域の行政書士事務所の中では上位に表示されるようになりましたが、それでもWEBからの問い合わせが数日に1件程度。実際の受任に繋がるのはその中の一部だけです。

行政書士として仕事を取得するには強い覚悟が必要になります。

モン
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他の士業と比較しても単発の業務が多いのが行政書士です。継続した営業活動が求められます。

「食える」売上がいくらなのか

行政書士で食えるかどうかは、「食える」売上(収入)がいくらなのかにも大きく左右されます。

共働きなのか、行政書士1本なのか、兼業なのか、家族構成などによって大きく変わります。

個人的には、行政書士1本で生計を立てられるようになるのは難易度が非常に高い印象です。

実際、同時期に開業した行政書士の先生で順調そうに見えるのは、もともと本業をお持ちで本業と行政書士を絡めた営業をされている方が多いです。

行政書士1本で開業された方はどちらかというと集客に苦戦している方が多い印象があります。

それでも行政書士という資格は素晴らしいという事

40歳で脱サラを考えた時、人にアピールできる「実績・スキル」を有していないことに不安を覚え、行政書士資格の取得を決意しました。

実際に行政書士となり3年が経過した今、やはり行政書士という資格は素晴らしいと感じています。

士業という信用の高さ

先述の通り、行政書士の資格を取れば自動的に仕事が入ってくることは一切ありません。

結局のところ行政書士の資格は「行政書士」という信用を手にすることに大きな価値があると感じています。

40歳の普通の会社員だった僕が、独立して何かしらの事業をする場合、顧客からの信用を手にするまでには長年の努力が必要になることは想像に固くありません。

しかし、行政書士として開業する場合は、開業当初から「行政書士」としてこれまで先輩方築いてきた信用を借りることが可能となります。

開業当初、お客様からのお問い合わせを受ける際、士業としての信用を得られていることを実感し、それに驚いたことがあります。

事業を行っていくうえで、この「信用」を有しているということは本当に強みとなります。

業務の範囲が広いため可能性が大きい

行政書士の業務は非常に多岐にわたります。

代表的な業務として「建設関連」「自動車関連」「国際業務」「相続関連」などが挙げられますが、実際に行政書士ができる業務は1万種類以上とも言われています。

お客様からのご相談を受けて、「こんな業務もあったんだ」と驚くことがよくありました。

この行政書士の業務の選択の幅の広さは、自身の働き方に多くの可能性を与えてくれると感じています。

僕は現在補助金業務をメインでやっていますが、今後もずっと補助金メインでやっていくと決めているわけではありません。

その時代において需要が高い業務、自分の興味のある業務、既存の強みと関連付けやすい業務など、その時々において行う業務を変えていくことができるのが、行政書士資格の強みになるのではないでしょうか。

開業前の自分に伝えたいこと

行政書士として開業して3年が経過した今、開業前の自分に伝えたいことは、「行政書士」になる前に、「経営者」になるべきだったということです。

行政書士の資格を取得し、開業する際、自分が行政書士になるということに焦点を当てていましたが、実際には経営者としての役割が重要であることに気づいていませんでした。

会計・経理の知識やマーケティングの知識の不足はもちろんのこと、そもそも請求書や契約書の書き方や、発行するタイミングなどビジネス上の常識から理解が足りていなかった

開業から1年目においては、行政書士の業務を行いながら、経営知識も身につけて行く必要があったので本当に大変でした。

お客様とのやり取りも常に不安を持ちながら行っていました。

士業であっても、独立する際には、自分が経営者になるという自覚と覚悟が必要です。

そのための事前準備として、経営に関する知識とスキルをしっかりと身に付けることが重要だったと、開業前の自分に伝えたいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。行政書士としての開業から3年間の振り返りについてまとめました。

【開業から3年間の振り返り】
・徐々に事業が安定し、今では少し余裕を持って生活できるまでになった
・行政書士は資格を持っているだけでは仕事は来ない
・それでも行政書士という資格は素晴らしい

今後行政書士として開業を検討している人に参考にして頂ければ幸いです。

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