脱サラした僕が個人年金を解約してiDeCoを始める理由

脱サラした僕が個人年金を解約してiDeCoを始める理由 節約すること
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モン

1980年生まれ。A型。福岡在住の行政書士。2級FP技能士。
40歳にして脱サラ。令和2年度行政書士試験に合格。2021年5月に「そよぎ行政書士事務所」を開設。
自身の経験をもとに脱サラに悩む30代〜40代を応援したい。
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こんにちは。モンと申します。1980年生まれの福岡在住です。
先日12年間勤めた会社をやめて、現在は行政書士で開業を目指しています。

老後の資金積立として、今まで個人年金に加入していましたが、
脱サラを機に解約することにしました。

これからはiDeCoを利用して、老後資金の運用を行おうと思っています。

iDeCoは個人事業主にとって、大きな節税メリットがありますので、
活用しない手は無いですよね。

今日はiDeCoのメリットについてお話します。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とはなにか

iDeCo(イデコ)は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。

※60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。

iDeCo説明

引用:iDeCo公式サイト

 

積み立てるだけではなく自分で運用する

積み立てるだけの公的年金や個人年金とは違い、積み立てた上で自分で運用を行うのが特徴です。
iDeCoに加入する金融機関や証券会社が提供している金融商品(投資信託・債権・定期預金)から
自分で投資対象を選んで運用することになります。

積極的な運用を行いたい場合は、株式を中心に保有する、安定的運用を行いたい人は
債権や定期預金を中心に保有するなど、目的に応じて、運用を変更することができます。

楽天証券のiDeCo商品一覧

 

iDeCoの最大のメリットは絶大な節税効果

iDeCoのメリットはなんと行っても節税効果です。

iDeCoの節税メリットは大きく3つに分けることができます。

 

①掛金が全額所得控除される
②運用益が非課税
③受給時に所得控除を受けられる

このメリットはすごいですね。

 

① 掛金が全額所得控除されます。
確定拠出年金の掛金は、全額「小規模企業共済等掛金控除」の対象となり、課税所得額から差し引かれることで所得税・住民税が軽減されます。例えばサラリーマンのiDeCoの掛金上限の月23,000円を1年間積み立てた場合、
23,000円×12ヶ月=276,000円が所得控除されます。
所得税率10%、住民税率10%とすると、年に55,200円の節税です。
一方個人年金の場合、所得控除の上限が所得税40,000円、住民税28,000円と決められているため
いくら積み立てても、節税効果は年に6,800円にとどまります。
この差は非常に大きいです。
確定拠出年金制度内での運用益が非課税
金融商品の運用益は課税(源泉分離課税20.315%)対象となりますが、確定拠出年金内の運用商品の運用益については、非課税扱いとされています。
NISAやつみたてNISAのように、iDeCoも運用益については非課税枠の拡大として、
投資運用を行っている人にも非常にメリットになります。
③ 受給時に所得控除を受けられます。

受給年齢に到達して確定拠出年金を一時金で受給する場合は「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となります。

実際に運用後に受給する際も、税制上の優遇を受ける事ができます。

 

 

個人事業主は、掛金の上限が68,000円!

iDeCo上限金額

引用:iDeCo公式サイト

上記の通り、一般サラリーマンの掛金上限が月23,000円なのに対して、
自営業者は月68,000円年間816,000円も拠出することが可能です。

これはiDeCoが、厚生年金に加入していない自営業者の、老後資金の不安を解消するために
設立されたことが背景にあるので、自営業者には手厚い制度になっているのだと思います。

この制度を利用しない手はないですよね。
僕が個人年金を解約して、iDeCoに資金拠出を集約しようと考えた理由がこれですね。

 

【シミュレーション】40歳から20年間 月4万円を積み立てた場合(元本960万円)
預金 個人年金 iDeCo
想定利回り 0.001% 0.6% 0.0% 4.0%
60歳時点の金額 9,600,956円 110,197,043円 9,600,000円 14,670,985円
節税効果 特になし 136,000円  (年6,800円×20年) 1,920,000円

(年96,000円×20年)

1,920,000円

(年96,000円×20年)

※細かい手数料等は加味していません。

やはりiDeCoの節税効果はずば抜けているので、運用で利回りが0%だとしても、
メリットは大きい事がわかりますね。

実際の利回りは4%は充分狙えると思います。

 

iDeCoのデメリットは流動性の悪さ

iDeCoは60歳になるまで原則として受給することはできません。
途中解約も基本的にはできません。

すぐに引き出せる預金や、手数料を支払えば解約できる個人年金とは違い
iDeCoは資金流動性は低いです。

あくまで、老後資金の積立であることを認識した上で無理のない
運用が必須になるかと思います。

 

まとめ

今日は、個人年金を解約してiDeCoの運用をするお話をしました。

個人年金に関しては、13年間ぐらい積み立てていたのですが、
今回解約することで返戻率は98%と元本を割ってしまいました(泣)

ただ、元本を確保できる2,3年後を待つぐらいなら、早くiDeCoの運用に
資金を回したほうが得策と考えて、個人年金は解約することにしました。

iDeCoNISAのように、国が主導している制度は、民間の金融機関や保険会社では、
確立できない大きなメリットが含まれていることが多いです。

まだまだ自分の知らないメリットのある制度があるかもしれません。
日々アンテナを張って知識を増やしていくことが大事ですね。

 

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