脱サラして初めての確定申告のキホン。退職金の申告は?e-Taxって何?

脱サラのこと
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モン

1980年生まれ。A型。福岡在住の行政書士。2級FP技能士。
40歳にして脱サラ。令和2年度行政書士試験一発合格。2021年5月に「そよぎ行政書士事務所」を開設。
自身の経験をもとに脱サラに悩む30代〜40代を応援したい。
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こんにちは、モンです。

会社に勤めていれば、所得や税金の計算を会社がしてくれますが、フリーランスや自営業の場合は、確定申告を自分でしなければなりません。

令和2年分(2020年分)の確定申告の提出スケジュールは、2021年(令和3年)2月15日(月)~2021年(令和3年)3月15日(月)です。

脱サラして初めての確定申告を控えている僕のような人は、そろそろソワソワしだしているかと思います。

確定申告って分かっているようで本当はよく分からないんだけど…

退職金も申告しないといけないのかな…

などと考えている人もいるかと思います。

モン
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会社員が長いと、「確定申告」ってちょっと別の世界の話に思いがちですよね。

「まだまだ期限まで時間があるし…」と放置していると、すぐに期限ギリギリになって焦ることになります。

この記事では、脱サラして初めて確定申告をする人に向けて、確定申告の基本知識をまとめます。

確定申告の概要や流れを知っていれば、気持ちに余裕を持って対応ができるようになるかと思います。

確定申告ってなに?

確定申告とは

確定申告とは、前年1月1日〜12月31日までの所得と、収めるべき税金の計算をして、税務署に申告・納税をすることです。また、納めすぎた税金の還付申告なども行います。

主にフリーランスや個人事業主、会社経営者などが確定申告の対象者となります。

その他、年収2,000万円以上の給与所得がある場合や、医療控除等を受ける場合などは、サラリーマンでも確定申告が必要となります。

確定申告と年末調整は何が違うのか

年末調整確定申告の違い

会社員の年末調整と確定申告の違いは以下のとおりです。

【年末調整】
給与からおおまかに天引きされていた税金を、年末に計算し直して還付したり徴収すること
【確定申告】
所得や収めるべき税金を自分で計算して申請し、納税すること

会社員の所得税は、源泉徴収月額表をもとに会社が申請して、毎月給与から天引されます。

ただし、実際の金額とは相違が出る可能性があるので、年末に1年間の給与が確定するタイミングで、生命保険料控除や配偶者控除などを入れて再計算し、還付や徴収をするのが「年末調整」です。

モン
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毎年11月頃、配偶者控除申告書や生命保険料控除申告書を会社に提出しますよね。

おおまかな計算の上、毎月給与から天引きされる会社と違い、フリーランスや個人事業主の場合は、確定申告で1年間の所得と税金をまとめて計算して申請することになります。

脱サラした場合の確定申告はどうなるのか

所得が会社からの給与所得のみの場合

会社からもらう源泉徴収票を基に「確定申告書A」で申告する。

確定申告書A

引用:令和2年分の確定申告に関する手引き等

僕のように、年度の途中で脱サラして12月31日までに給与以外の所得がない場合は、「確定申告書A」で申告を行います。

モン
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失業手当の給付は、所得税の課税対象にはならないので申告は不要ですよ。

所得が給与所得+事業所得の場合

「確定申告書B」で申告する。給与所得に加えて、事業所得は記帳を行い、決算を行い、収支内訳書または青色決算書を作成した上で、確定申告をする。

確定申告書B

引用:令和2年分の確定申告に関する手引き等

脱サラをして12月31日までに、事業所得が発生している場合は、「確定申告書B」で申告する必要があります。

サラリーマン時代の給与所得については、源泉徴収票をもとに申告します。

別途事業所得については、売上や費用の記帳を行い、決算を行い、収支内訳書または青色決算書を作成した上で、確定申告をする必要があります。

モン
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最近ではfreeeマネーフォワードなどの会計アプリで、簡単に申告書が作成できるようになっているようです。

脱サラ後、再就職した場合

前の会社の源泉徴収票を再就職先の会社に提出して、年末調整をする

退職をして、その年の12月31日までに再就職した場合は、前の会社からもらう源泉徴収票を再就職先の会社に提出して年末調整を行います。

年末調整のタイミングに間に合わないなどの理由で、源泉徴収票を再就職先に提出しなかった場合は自分で確定申告をする必要があります。

モン
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対応は会社によって変わる場合もあるので、転職したら早めに再就職先の担当者に確認したほうが良いですね。

退職金の確定申告はどうするのか

「退職所得の受給に関する申告書」を事前に提出している場合

退職所得の確定申告は不要

退職所得の受給に関する申告書

引用:国税庁「[手続名]退職所得の受給に関する申告(退職所得申告)」

「退職所得の受給に関する申告書」とは、退職金を受け取る前に、会社に提出する書類です。

この申告を行わないと退職所得控除が適用されず、その退職手当等の金額につき20.42%の税率による源泉徴収が行われることとなります。

モン
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20.42%の徴収はやばいです。本来なら退職所得控除で、税金は殆どかからないはずです。

「退職所得の受給に関する申告書」を事前に提出していない場合

「退職所得の受給に関する申告書」で確定申告が必要

前述の通り退職前に、「退職所得の受給に関する申請書」を会社に提出していない場合は、税金を多く払っている可能性があります。

その場合は、「退職所得の受給に関する申告書」で確定申告することで、払いすぎた税金が還付されることになります。

モン
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これは忘れずにするべきですね。

今や自宅で確定申告が当たり前?

e-Tax

確定申告といえば、例年税務署の窓口が大混雑担っているイメージがありますが、最近ではネットを使って自宅で確定申告をする人が増えているようです。

国税庁の「e-Tax」を利用することで、期間中であれば24時間ネット上で確定申告ができます。

etax

e-Taxの本人確認には、マイナンバーカードのICチップを読み取って確認する「マイナンバーカード方式」と事前にID・パスワードを登録する「ID・パスワード方式」があります。

e-Taxを利用した確定申告のメリットは以下の通りです。

・ネットを利用し自宅で確定申告できる
申告期間が長い(1月から申請可能)期間中は24時間受付
・一部書類の添付が不要
・還付金の支払いが早い など
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令和3年度のe-Taxの確定申告はすでに始まっています。実際にe-Taxを利用した申告の様子を後日ご紹介したいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は、脱サラして初めての確定申告をする上での疑問に答えるべく、確定申告の基本知識についてまとめました。

【今回のまとめ】
・年度の途中で脱サラした場合は、確定申告しなければならない。(転職の場合は基本不要)
・事業所得がある場合は、会計ソフトを利用すると便利。
・「退職所得の受給に関する申告書」を提出していない場合は確定申告必須。
e-Taxを利用すれば自宅で確定申告ができる。

サラリーマンにとって馴染みの薄い確定申告は面倒なイメージでしたが、会計ソフトやe-Taxを利用するとかなり便利で簡単に確定申告ができそうですね。

今回の記事で、確定申告を控えた人の不安を少しでも軽減できていれば幸いです。

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