こんにちは、モンです。
この度、令和3年5月1日に行政書士事務所を開設することができました。
昨年の11月に40歳で脱サラして、およそ5ヶ月で開業することが出来ました。
今回は、僕が前職を退職してから開業にいたるまでの大まかなスケジュール、開業時点での今の心境や思っていることについてまとめます。
独立開業を考えている人の参考にして頂ければ幸いです。
実際今の時点でも不安はとても大きいです。でも開業に踏み出してよかったと考えています。今回はそれをお伝えしたいです。
開業までのスケジュール
- 2020年9月末退職前の有給消化に入る。行政書士試験前の勉強追い込み。
- 2020年11月8日令和2年度行政書士試験日幸い自己採点で、記述抜きで合格点を超える。合格発表までに時間的猶予が生まれ色々始めてみる。
・ブログ、Twitterでの発信を始める。
・ビジネス書や自己啓発本を読みまくる。
・プログラミングスクール「CodeCamp」に入学 - 2021年11月30日前職を退職
- 2021年1月27日令和2年度行政書士試験合格発表無事合格。行政書士登録申請に向けて動き出す。
- 2021年2月23日事務所物件契約内装のDIYや備品の購入を行う。
- 2021年3月11日行政書士登録申請3月30日 : 支部長による事務所調査。
4月20日 : 書士会から登録日決定の連絡。 - 2021年5月1日福岡県行政書士会登録事務所ホームページの開設。
自宅開業では無いことを考えると、合格から開業までの期間としては短い方なのではないでしょうか。
これは試験の自己採点で記述抜き180点を超えたことがとにかく大きかったです。
このおかげで試験日以降は、合否の不安のない状態で開業準備に集中することが出来ました。
行政書士試験をこれから受験される方はやはり「記述抜き180点」を目指した学習をすることをおすすめします。
振り返ってみると、仕事はしていないのにこれまでの人生の中で一番密度が高く、学びの多い半年間だったと思います。
開業を迎えた今の時点で思うこと
いくら準備したところで不安は無くならない
僕の開業前の一番大きな不安は「行政書士の実務が本当に自分にできるのか」ということです。
他士業と比較しても行政書士試験の知識は、実務との関連性が低いといわれています。
それに加え、僕は法律事務所での勤務経験もなく、法律自体も試験勉強で初めて触れた程度の人間です。
やはり行政書士の実務に対する不安は大きいものでした。
各種セミナーを受講してみたり、専門書を読んでみたりはしたのですが、現在においても実務に対する不安は変わりなく存在しています。
実務に対する不安は、お客様の依頼をこなしながら、少しずつ実践の中で払拭していくしか無いのではないでしょうか。
今ではそう自分に言い聞かせています。
資格は取ったけど実務の自信がないから、勉強して不安が無くなったら開業しようと考えている人もいるかと思います。
そういう人に伝えたいのは「いくら勉強したところで不安が無くなることはない。」ということです。
不安がなくなるまで待っていたならば、開業はいつまでたっても出来ないのではないでしょうか。
「自分は開業する!不安もあるけど何とかしてみせる!」というエネルギーの強さが開業には必要だと思います。
開業前にSNSは始めておくべきである
僕は昨年11月の行政書士試験のあとすぐにTwitterとブログを開始しました。
40歳になるまでほとんどSNSを利用したことがなかった僕がTwitterとブログを始めた理由は、「開業に向けて内向的な自分を変える必要がある」と考えたからです。
結果としてTwitterもブログも始めておいて本当に良かったと考えています。
自分と同じ境遇の人と繋がることが出来る
Twitterでは自分と同じ境遇の人と繋がってコミュニケーションすることが出来ます。
行政書士開業前の人、ブログを始めたばかりの人、プログラミングを学んでいる人など。
更には自分が今から目指す世界の先輩方とも繋がることが出来ます。
このコミュニケーションの素晴らしさは、見ているだけのTwitterでは味わえないものです。
周りの人の頑張りを見てモチベーションがあがり、さらに自分も前向きな発信をするために頑張るという好循環に繋がります。
退職して人と会話することも極端に減り、コロナ禍でさらに家に引きこもりがちになる中で常に前向きで明るく過ごせたのはTwitterのおかげだと考えています。
アウトプットする意識、ライティング能力の向上
ブログを始めることで得たメリットはアウトプットする意識とライティング能力の向上です。
脱サラしてからの半年は人生でも最も学びの多い期間となりました。
学んだ知識を自分の文章でアウトプットすることで、さらに学びを深めることが出来ました。
また、記事を繰り返し書いていくなかで、どうすれば読者により伝わりやすい文章になるのかを考えるようになり、ライティング能力の向上に繋がりました。
この能力は、行政書士として提供できるサービスを、お客様に分かりやすく伝えていく上で非常に役に立つのではないでしょうか。
僕と同世代の人たちは、SNSを積極的に活用していない人も多いと思います。
独立して開業するのであれば、SNSは本当に多くのメリットを与えてくれるので、ぜひ早い段階から活用したほうがいいと思います。
ブログとTwitterは相乗効果があるのでおすすめです!
デザインできるスキルを持っていて良かった
僕は前職でデザインソフト「Illustrator」をつかい、ポップやチラシなどを作成していたこともあり簡単なデザイン知識を持っていました。
これは開業準備をするにあたり大きなメリットになったと思います。
デザインと言ってもクリエイティブなものではなく、人が作った優れたデザインを参考にして簡単な物を作れるだけで充分です。
開業準備の中で、
・名刺作成
・挨拶状作成
・ホームページのデザイン
などを自作で行うことが出来ました。
自作デザインのいいところはレスポンスの速さです。
「名刺作らなきゃ」と思ったタイミングから作成に入ることが出来ます。
開業後のこれからも、リーフレットや、料金表、プレゼン資料など多くの作成の場面でこのスキルは生かされると考えています。
コストの面から見てもメリットは大きいです。
Illustratorや無料のデザインソフト「Canva」などは、教本1冊でも熟読すればある程度は出来るようになると思いますので、開業前に取り組むことをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は40歳して脱サラした僕が5月1日に行政書士事務所を開設するにあたり、開業までに行ってきたこと、スケジュール、そして今の時点で思うことについてまとめました。
独立して開業するということは、本当に大きな不安がつきまといます。
不安がなくなるまで待っていたのでは、いつまで立っても開業はできません。
戦略的に今できる準備をしっかり行うこと。
そして最終的には「なんとかしてみせる!」という意気込みが大事だと思います。
参考にして頂ければ幸いです。
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