40代の未経験転職についての不安

40代の未経験転職についての不安 脱サラのこと
この記事は約4分で読めます。
この記事を書いた人
モン

1980年生まれ。A型。福岡在住の行政書士。2級FP技能士。
ストレスフリーな生き方を模索し40歳にして脱サラ。令和2年度行政書士試験に合格。2021年5月に行政書士事務所を開設。自身の経験をもとにストレスに悩む同年代を応援したい。
詳しくはこちら

モンをフォローする

こんにちは。モンと申します。1980年生まれの福岡在住です。
先日12年間勤めた会社を辞めました。(実はまだ有給消化中)

『今の会社に将来性を感じない』『やりがい・達成感がない』『収入に不満がある』と
退職を考え出した40代会社員にとって、次に考えるのは
転職するのか、それとも独立開業を目指すのか、が多いのではないでしょうか。

僕は今の会社を退職するにあたって独立開業の道を選びました。
その理由として、40歳という年齢で、人に誇れる「スキル・実績」なく
転職をすることに大きな不安があったということが大きいです。

今日は、40代の会社員が未経験で転職する上での不安についてまとめてみたいと思います。


転職における「35歳の壁」

よく「35歳を超えると転職は難しい」と聞きませんか?僕もよく聞いたことがあります。
実際そうなんでしょうか。総務省の2019年の労働力調査によると




引用:総務省労働力調査「増加傾向が続く転職者の状況 ~2019年の転職者数は過去最多~」

転職者自体は年々増えているみたいです。やはり終身雇用の時代ではないですからね。
ただし「15~24歳」「25~34歳」の世代と比較して「35歳以上」の世代の退職者の比率は低く、労働者の高齢化が進んでいることを考えると、伸びが小さいように見えます。
そもそも世代別の集計を「~34歳」「35歳~」で区切っているところに悪意を感じます(笑)
総務省の担当者も「35歳の壁」を意識しているのでしょうか。

ただ現実として35歳以上になるとの転職者数の比率は低くなるようです。


40代の転職に求めらる「経験・スキル」

「35歳の壁」を5年以上も過ぎ去っている40代の転職者に求められるのはやはり即戦力ですよね。
そのためには、前職での「経験」や培った「スキル」が必要とされます。

僕も前職で、アルバイトの採用活動はかなりの経験があります。
200名以上の採用面接はしてきたと思います。

10~20代の応募者に対しては「今後の成長」も含めて検討していましたが、
30代以上の応募者に対してはやはり「即戦力」を求めていました。

では、実際僕が40歳にして転職をすることを考えたうえで、転職先の会社にアピールできる
「経験」「スキル」って何なのか考えたときに「あれ、そんなに無いかもしれない」となったのです。

同業他社に転職するならば、今までの経験は活かせる部分は多いかと思います。
ただし、僕が転職を考えた大きな理由の一つが「業界の将来性を感じない」
というものがあったので同業への転職はなしとなります。

また、前職での経験が、他業種でも実際活用できることはあると思いますが、
転職活動において資格のように目に見える形でアピールできるものではないです。

40代の転職において、「企業側の求めるもの」と「自分が提供できるもの」のギャップ
転職における大きな不安となったと思います。

40代未経験でも転職しやすい職種

40代未経験でも転職しやすい職業としてよく挙げられるのが、

・営業職・接客業・工場の作業員・介護職・警備員・タクシー運転手などです。

これらの職業は、年齢を重ねてきたことの人生経験・対人スキルが生かされる職業、
単純に人手が足りていない職業、単純作業で行える職業などになるのかと思います。

求人の多い職業=離職率も高い職業であり、実際働かれている方も激務な方が多いのでは
ないでしょうか。

僕は転職する上で『激務はあまりしたくない』『年をとっても働ける仕事がしたい』
という希望があったので、選択肢には入りませんでした。

転職に向けた準備の大切さ

僕は、40歳で脱サラをして、現在独立開業に向けて頑張ってはいますが、
独立をするにしても、転職をするにしても早めの準備が非常に大事だと感じます。

具体的に退職する時期を決めていないにしても、今は全く退職するつもりがなくても、
転職サイトに登録して情報収集するのはタダですよね。

また、仕事をするうえでも、仮に自分が転職するとして転職先の企業にアピールできる
「経験」「スキル」って何なんだろう、と考えながら働くといいかもしれません。

転職活動をすることになれば、アピールしやすくなるし、転職しないにしても
自分のスキルを考えながら働くことは、スキルを伸ばすことに繋がります。

僕は2年程前までは、『1日でも長くこの会社で働きたい!』
『そのために自分ができる事はすべてやるんだ!』と
考えて、自分が退職することなど1ミリも考えていませんでした。
すごい愛社精神ですよね(笑)

今考えてみると、もっと早くから情報収集やスキルアップを進めていれば、
こんなに焦ることもなかったのになと後悔しています。

まとめ

今回、40代会社員が転職に抱える不安についてまとめてみました。

実際、35歳を超えると転職者の比率は低くなり、その理由の一つは
35歳以上の転職者には即戦力が求められるということがあります。

40代の転職者の現実はやはり厳しいということですね。

でも、逆に言うと即戦力のある人材は何歳になってもいい転職ができる可能性があります。
実際転職するときに焦らなくていいように、早めに準備を進めるのがいいですよね。

コメント