こんにちは、モンです。
一流大学をでて国家資格も取ったけど、将来の不安が全く無くならない。
という人がいる一方で、
キャラ弁やお掃除の動画をYouTubeにアップして儲かった!
という専業主婦の人も増えています。
この二人の違いは、「マーケット感覚」があるかないかの違いです。
価値観やニーズが多様化する社会において、最も必要とされるのが「マーケット感覚」かもしれません。
作者:ちきりん
出版社:ダイヤモンド社
発売日: 2015/2/19
今回はこの本を元に、マーケット感覚とは何なのか、なぜマーケット感覚が必要なのか、そしてマーケット感覚を鍛える方法についてまとめます。
これから事業を始める人にとっては、非常に参考になる内容だと思います。
マーケット感覚とは何か
本書の著者のちきりんさんによると、
・「売れるものに気がつく能力」
・「価値を認識する能力」
と、定義されています。
市場で取引されているものを認識する上で、商品やお金だけではなく「価値」に意識を向けることが「マーケット感覚」の本質です。
コメとスイカの価値の違いとは
世の中にコメ農家とスイカ農家が1軒ずつになったと仮定します。
その場合、コメの価格は高騰し続けますが、スイカはある程度までしか高騰しません。
コメとスイカでは、取引をされている「価値」が違うからです。
【コメの価値】食卓に必要な主食としての価値
【スイカの価値】おやつやデザートなどの嗜好品としての価値
コメは無くなると困りますが、スイカが無くなったら別の物に切り替えることが可能です。
このように市場では様々な価値が取引されています。
商品や価格ではなく、取引される「価値」に注目して理解することが「マーケット感覚」です。
なぜ「マーケット感覚」が必要なのか
社会が市場化しているから
インターネットの発達により社会は市場化が進んでいます。
社会の市場化により価値の取引はより身近なものになっています・
・個人の趣味をYouTubeで全世界に発信して広告収入を得る など
市場化した社会においては、様々な「価値」が新しく創造され続けています。
市場化する社会において事業を行うには、顧客が求めている「価値」、自分が提供できる「価値」をしっかり理解して戦略を立てる必要があります。
安定思考では淘汰される
世の中には変化を望まない人も多いですよね。
公務員や国家資格保有者、規制で守られた業界で働いている人などは、
「これで自分は一生安泰」と考えているかもしれません。
でも市場化する社会においては、安定志向は通用しなくなります。
今規制や慣例で守られている業界も今後市場の力で、変化させられる日が来るかもしれません。
市場化する社会で成功するためには、「マーケット感覚」を身につける。
そして、変化を恐れず楽しめるぐらいの人になるべきです。
「マーケット感覚」を鍛える方法とは
取引の現場をイメージすることが基本である
・移動中の美しい景色を楽しむ時間
・美味しい海鮮料理を食べる
・子供に新しい体験をさせたい など
取引の現場を具体的にイメージして考えることで、取引されている価値の理解に近づくことができます。
これが「マーケット感覚」の基本となります。
失敗を恐れず常にトライし続けること
マーケット感覚を鍛える方法として、本書では5つの方法を紹介しています。
僕はそのうちの一つ「失敗と成功の関係を理解する」という内容に大きな共感を持ちました。
本書によると、市場化が進んでいるシリコンバレーにおいては、
「失敗経験のない人など、全く評価しない」
というのです。
失敗に寛容だ、厳しいだの話ではなくて失敗しないと評価されないのです。
市場化した社会では、自分の起こしたアクションに対してすぐにフィードバックがあります。
・おすすめ商品のWEBページを作成したがアクセスが無かった など
成功の影には必ず多くの失敗があります。
「失敗を恐れず」ではなく「失敗をする」つもりで行動する必要がありますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はちきりんさん著「マーケット感覚を身につけよう」の内容を元に、これから事業を行う人には必須である「マーケット感覚」についてまとめました。
「マーケット感覚」を磨き、これから必要される価値を理解できるようになる。
そして市場の中で、失敗を重ねながら軌道修正を行い、成功に近づいていく。
これが市場化社会で事業を行う上で必要となると思います。
参考にしていただければ幸いです。
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